史学科 卒業生インタビュー(棟近 万里奈さん)

小田原市のまちづくりに、市役所の仕事を通じて関わっていく。

2022/06/07

史学科

OVERVIEW

地域に足を運び、現場を見て、話を聞く。文献考察と五感で得た情報の掛け合わせが、立体的な地域理解につながる。

大学の授業やゼミでは、さまざまな地域に出かけて実地調査を行うフィールドワークを多く経験しました。印象に残っているのは、林業を基幹産業とする岐阜県中津川市付知町でのフィールドワーク。町の方々が、少子化、過疎など町の現状や課題について丁寧に教えてくださいました。担当の先生が昆虫食の研究もされていたので、生まれて初めて蜂の子を食べたことも思い出深いです。文献考察に加え、地域を五感で感じ、そこに住む方々の考え、未来への想いなどを受け取ることができた貴重な機会でした。

大学での学びを通じて、人や地域に密に関わる仕事をしたいと、地方公務員の道に進みました。地域の方々と関わるには、その地域への理解が大切です。小田原市役所で働くことが決まった時、ここに住む
ことは自然な流れでした。近所にある小さな川の清掃活動や、市主催のイベント、お祭りなどに参加し、さまざまな面から地域を知るようにしています。現在は、固定資産税の課税業務に携わっています。税評価調査で市内のあちこちに出向くため、地域特性を知ることもできる仕事です。

今の仕事でまちづくりに重要な税を理解した上で、ゆくゆくは観光や文化財、地域交流の観点からも、小田原市のまちづくりに関わっていきたいです。市役所にはたくさんの仕事があります。自部署だけでなく、他部署の方々のお話も聞きながら、小田原市の未来について私なりの考えを深めていきたいです。
今のわたしを作る、この一冊。
高校の恩師から卒業時にいただきました。社会人になってさまざまな生き方の人に出会い、生き方の選択や価値観に対する著者の考えに共感する部分が非常に多いです

生き方
稲盛 和夫 著
サンマーク出版/2004年7月発行

プロフィール

PROFILE

棟近 万里奈さん

小田原市役所 勤務
2018年度 文学部史学科超域文化学専修卒業

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