史学科 在学生からのメッセージ

尾﨑 智美さん、棚木 千晶さん、窪田 光希さん

2026/07/13

史学科

OVERVIEW

史学科の3名の在学生にインタビューしました。
(学年は初掲載時のもの)

民衆の心情にも光を当て、物事の表裏をくまなく探る。

史学科日本史学専修3年次 尾﨑 智美さん
東京都錦城高等学校出身


高校までの日本史では、将軍といった支配者層からの視点で学ぶことがほとんどでしたが、大学では、支配を受ける側の視点も得られます。例えば、法令が施行された事実だけでなく、受け取る側からの反発もあったことが訴状という形で残っています。高校の教科書には載っていない村落の民衆に焦点を当て、当時の人々の暮らしや考えを学べるのが史学科の魅力ではないでしょうか。現在は、日本の近世における地方の村落の争論を研究しています。資料を読み解く中で、農民の感情に触れることもあり、現在と同じような人の心の動きに気づきます。学科の学びを通して、自ら情報を集め、行動することで新たな学びや人とのつながりを得られるようになりました。また、物事を柔軟に捉えられるようになったと感じます。
今のわたしを作る、この一冊。
自分が成長するために必要なことが書かれた一冊。自分と向き合う方法や人に対する接し方など、日々生きていく上で大切な考え方をこの本から学びました。

心を整える。
勝利をたぐり寄せるための56の習慣

長谷部 誠 著
幻冬舎/2011年3月発行

史料に向き合い、先入観を問い直す。歴史から学び、思考を鍛える。

史学科世界史学専修3年次 棚木 千晶さん
群馬県前橋女子高等学校出身


古代エジプトや古代地中海の歴史を学ぶために史学科へ進学。ゼミでは、古代エジプト第3中間期に登場した黒人ファラオをテーマに、従来の研究に潜む先入観を問い直す研究に取り組んでいます。2年次からはゼミ活動で、数多くの論文を読み比べながら研究していますが、その過程で筋道立てて伝えるための文章力の重要性を実感。私自身、わかりやすく書くことや、伝わりやすい発言を意識できるようになりました。また、歴史上の出来事は決して偶然起きたものではなく、必ず背景があることを学んだので、現代社会の課題についても、過去からつながる背景や原因まで深く考えるように。この力を活かし、過去の資料や他国での前例を丁寧に読み解き、これからの施策に活かせるような国家公務員をめざします。
今のわたしを作る、この一冊。
ツタンカーメン王墓発見の過程を冒険物語風に書いた本です。この本がなかったら私はここまで古代エジプトに興味を持っていなかったと断言できます。

ツタンカーメン王の秘密
ハワード・カーター 著、塩谷 太郎 訳、まがみ ばん 絵
講談社/2001年2月発行

地域に根ざした研究を深め、街の個性を捉えたい。

史学科超域文化学専修3年次 窪田 光希さん
東京都國學院高等学校出身


日本史や世界史という枠を超え、街の歴史や文化、民俗、習俗に目を向けて人間社会の営みを多角的に研究できる点に惹かれ、超域文化学専修を選択。鉄道や旅行が好きで、地域ごとに異なる文化や暮らしに関心を持ってい
たことが学びの原点です。所属する地域研究論ゼミでは、暮らしや文化、産業など地域に根ざした歴史を研究しています。古地図や統計資料を用いるだけでなく、街を歩いて調査するフィールドワークも。歴史に関する知識だけでなく、興味の幅が大きく広がりました。例えば、高校時代には関心の薄かった日本の民族宗教といった分野にも興味が出て、日本人の信仰心や文化的背景についての理解が深まりました。ゼミで学んだ「街ごとの暮らしや文化の違い」を活かし、特色を大切にした街づくりに携わりたいです。
今のわたしを作る、この一冊。
初めてお小遣いで買った小説です。子どもと大人の狭間で揺れる中高生の姿が写実的に描かれ、成長期の自分に強く響いた思い出深い作品です。

ぼくらの七日間戦争
宗田 理 著、加藤 アカツキ 絵
ポプラ社/2007年1月発行

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