史学科 卒業生インタビュー(八尾 さららさん)

事実と向き合い、論理立てて意見を述べる力が仕事に活きる。

2024/06/03

史学科

OVERVIEW

自由に学べる環境で挑戦する姿勢を身につけた。

リベラルアーツを重んじ、教養を身につけた上で学びたい分野を選べる制度に惹かれ、立教大学を選びました。歴史を感じる赤レンガの校舎も入学の決め手に。いつ訪れても変わらず美しく、懐かしさを覚えます。ゼミでは西洋中世史を研究しました。高校の授業では知り得なかった市民の生活や時代の空気感を学び、知的好奇心が刺激される毎日でした。学部学科を超えて学べる環境を活用し、文学科の講義や、心理学の授業なども履修。自由な学びが許される環境で、なにごとにも壁を作らず、挑戦する姿勢が身につきました。

生活を彩る商材に興味があり、ワインを扱う会社に就職。現在は経理部で、決算書の作成に向けた会計業務、海外からの仕入の支払業務などを担当しています。数字を冷静に判断し、ニュートラルな立場での意見が求められる経理部。論文を書く中で身についた、資料から読み取った情報を整理し、論理立てて述べる力が活きています。海外とのやり取りも多いので、英語の文献に触れてきた経験も今につながっています。人生を考える上で大切にしているのは、物事の本質を見極めること。それと同等に重要視しているのが、余白の時間です。仕事に邁進するとともに、趣味や友人と過ごす時間を持つことで、人生は彩り豊かになっていきます。在学中も、授業外での先生との交流、友人との時間、趣味の時間など、学び以外の時間が私を支えてくれました。これから大学を目指す皆さんも、そういった余白の時間を大切に、学生生活を満喫してほしいです。
今のわたしを作る、この一冊。
キリスト教社会で重要な役割を果たす聖遺物が芸術性を帯びる過程を、教徒の心性の視点から追うのが新鮮でした。中世美術への興味が深まったきっかけの本です。

聖遺物崇敬の心性史
秋山 聰 著
講談社/2009年6月発行
※本記事は「文学部 学部案内2025」をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

プロフィール

PROFILE

八尾 さららさん

エノテカ株式会社 勤務
2017年度 史学科卒業

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