あなたは教育学という言葉に何を連想しますか。教師になるために必要な知識体系でしょうか。それとも、教育活動を対象とした学問研究でしょうか。よく分からないという人もいるでしょう。教育学を勉強しても教師にならない人がいると聞けば、もっとわけが分からなくなるかもしれません。実は、教育学とは、日々成長し変化し続ける人間を、多角的に分析検討する総合人間学なのです。あなたがこれまで成長してきた過程を振り返ってみれば、そこには実に多くの要素があったことが思い出されるはずです。本学科が文学部の1学科として、キリスト教学、文学、史学などの人間研究の諸学科と並んであるのはそのためなのです。本学科は、文学部教育学科として、総合人間学としての教育学の性格を十分に生かせる強みをもっています。