第51号(1991年)~第60号(2000年)紀要『英米文学』

第60号(2000年)

迷路と地下牢—バーナビ・バーンズ『パーセノフィルとパーセノフィー』試論:岩永 弘人
ロバート・フロストの縮められた世界—自然描写における遠近法と劇的身振り:笠原 一郎
Developing listening skills: what skills and what combination of skills are effective in the Reading & Listening course at Rikkyo University?:Yuko Nakajima
接続辞による文のつながり(COHESION)の日英比較:中山 隆吉
1998年度シンポジウムより
「いまあらためて『文学』研究の意味を問う」:江河 徹
略年表
中山 隆吉
1999年度論文題目一覧
1998年度卒業論文より
E.E. Cummingsの見た世界—5つの春をめぐって:小林 笑子
ウィリアム・ワーズワースの詩における「棄てられた女性」の存在と意味:田中 彩

第59号(1999年)

特集《書くこと》と《読むこと》のネイチャー
越境するノンフィクション文学—ローレンス・ウェシュラ-の『ウイルソン氏の驚異の陳列室』—:大神田 丈二
超越/内化の論理を越える—エドワード・アビーにおけるポスト・ソロー的企図—:野田 研一
『七破風の家』におけるロマンスと現実:藤村 希
記憶への旅—フォークナー作品における愛と人種混淆について—:塚田 幸光
1998年度論文題目一覧
1997年度卒業論文より
アンドロイドから愛を込めて—人間性の矛盾とそこから生じる葛藤の持つ意味—:弦巻 剛史
“What Did He Do to Be so Black and Blue?”: The Invisible Man’s Struggle for Identity:Hanae Idenawa

第58号(1998年)

特集 ことば・文学・民族
創り出された名声—アメリカ文学とフォークナーを考える—:並木 信明
無為と瞑想—ソローにおける東洋をめぐって—:後藤 昭次
声の再一生:『クラップ最後のテープ』試論:飯岡 詩朗
ロバート・フロストの『少年のこころ』と「お上品な伝統」:笠原 一郎
Second Language Acquisition: Real Success or Disguise?:Chieko Kuribara
1997年度論文題目一覧
1996年度卒業論文より
The Possibility of Love in the Last Stories of Raymond Carver:Tomoko Ishida
ラブレターを燃やす女 Kate Chopin: The Awakening論:石井 奈緒
ベル・ジャーからの脱出:シルヴィア・プラスの詩における赤ん坊の意味:増田 恵子

第57号(1997年)

特集 現代文化と文学・文学研究
PC論争と文化戦争:高階 悟
モーム再考—『劇場』をめぐって:清水 明
The Comstock Lode and Sagebrush Authors: The Quintessence of the Old West:L.I. Berkove
脆弱なるジェンダー:ホーソーンの『ブライズデイル・ロマンス』をめぐって:佐々木 英哲
“A Rose for Emily”の二枚の活人画—Faulknerにおけるイメージとテクスト—:並木 信明
ジョー・クリスマスの独異性について—『八月の光』論—:桑野 弘隆
南部/白人/男性的主体とファンタジー:『響きと怒り』から『アブサロム、アブサロム!』へ:佐藤 久美子
書 評
小林憲二著『アメリカ文化のいま—人種・ジェンダー・階級』:日下 隆司
公開講演報告
環境と想像力—アメリカ・ルネッサンス再考 ローレンス・ビュエル教授の講演のメモ:岩瀬 有貴子
略年表
後藤 昭次
1996年度論文題目一覧
1995年度卒業論文より
西瓜糖の世界からの使者—リチャード・ブローティガンについて—:中野 もえぎ

第56号(1996年)

特集 現代文学の課題
社会意識の成熟とアメリカ批判:菅原 文彦
未完の詩としての『荒地』木下 卓
The Grotesque Humour in George Fitzmaurice's Dramatic Fantasies:佐竹 晶子
キーツの初期のオード形式について:海老澤 豊
ジョイスの父親像について—その出自としてのケルト—:九谷 浩之
書評
渡辺信二,阿部珠理,御堂岡潔編『みつめあう日米関係』:九谷 浩之
阿部珠理著『アメリカン・先住民の精神世界』:小谷 一明
1995年度論文題目一覧
1994年度卒業論文より
外された肖像画The House of the Seven Gablesにおける呪縛からの解放:椎名 美穂子

第55号(1995年)

特別寄稿「多文化時代の表現」
Questions of Genders in the Omoro soshi:Chris Drake
『フィネガンズ・ウェイク』と類推の原理—アナ・リヴェアとウィカリマンディ—:山田 久美子
『ねじの回転』をめぐる幽霊たち:黒川 敬三
ポーにおける探偵像の起源:小谷 一明
1994年度論文題目一覧
1993年度卒業論文より
『エデンの東』にみるスタインベックの人間探求:宮本 優果
『ウザリング・ハイツ』における悲劇性The Tragic in Wuthering Heights:川崎 明子

第54号(1994年)

特集「映像文化時代の表現」
視線のポストモダン—症候としての探偵小説:齋藤 聖美
「声」と現代演劇—チェイキンとシェパードの実験:一ノ瀬 和夫
辺境から—「嘘つきのパラドックス」批判:小林 憲二
Informational Balance of Existential Sentence:後藤 郁子
比較及び修飾構造の諸相:村田 勇三郎
王国の崩壊:リアはグロテスクかクラシカルか:伊勢村 定雄
書評
川崎淳之助編著『変容する悲劇』—英米文学からのアプローチ—:福井 妙子
渡辺信二他編著『文学アメリカ資本主義』:戸村 康裕
英米文学科招聘教授の紹介
Scott H. Slovic
1993年度論文題目一覧
1992年度卒業論文
ウォルター・デ・ラ・メア“The Riddle”における老婆の役割について:小宮山 礼子
『ジェイン・エア』における色彩の役割:山崎 美乃

第53号(1993年)

Medieval English Language Studies: Current Issues:Terry Hoad
翻訳の難しさと異文化理解の難しさと:北山 克彦
Voices in the First Hall of the “Nausicaa” Chapter of Ulysses:Narration and Free Indirect Discourse:Keizo Kurokawa
極性表現(Polarity Items):村田 勇三郎
Angel’s Hell—Raymond Carver and the Discovery of Reality—:Katsuyoshi Sanematsu
The House of the Seven Gables: Hawthorne’s Family Romance in the Middle-Class Hegemony:Eitetsu Sasaki
The Search of Human Contact and Beyond—Tom Murphy’s The Sanctuary Lamp and The Gigli Concert:Akiko Satake
翻訳における多声的テキストの創造:シンクレア・ルイスの『本町通り』とその翻訳について:高橋 守
モダニズムの手法としての自由間接話法—『灯台へ』の語り手を追って—:山田 久美子
書評
江河 徹編著『<身体>のイメージ』—イギリス文学からの試み—:内田 昭一郎
略年表
船戸 英夫
打木 城太郎
英米文学科新任者の紹介
千石 英世
村上 淑郎
1992年度論文題目一覧
1991年卒業論文より
錚錚たる想像力による創造物の層層構造— “The Snow Man”の逸話—:中瀬 尚子

第52号(1992年)

特集「現代情報化社会における表現」
送り手の1人として:森川 時久
Portrayal of Women in American Television Commercials and Magazine Advertisements:Juri Abe
流動と停滞—<外部>もしくは<痩木>に接近する試み:野田 研一
モダン・ホラーに見る「恐怖」の情報—クライヴ・バーカー「タブー」を例として—:伊達 恵理
日本におけるTheodore Dreiserの書誌 補遺と訂正(Addenda and Corrigenda):水口 志計夫
Catcher on the Edge of the Mirror: Holden Mark Chapman , and the Murder of John Lennon:Masahiko Narita
18世紀中葉におけるピンダリック・オード:海老澤 豊
スティーヴンの自然に対する認識の変化—『ユリシーズ』第三挿話と『若き日の芸術家の肖像』第四章浜辺の場面を比較して—:佐竹 晶子
『四つの四重奏』に於ける「時と場所」について:杉本 孝子
Curriculum Design for English Majors at Japanese Universities:Paul Allum
略年表
福田 光治
川崎 淳之助
水口 志計夫
中里 晴彦
1991年度論文題目一覧

別冊 英米文学科のあゆみ

—戦前より1980年代まで—
秋山徹夫先生—戦前の英文科回顧(『英米文学』48号 1988)
金子尚一先生に聞く(『英米文学』49号 1989)
細入藤太郎先生に聞く(『英米文学』49号 1989)
飯島淳秀先生に聞く(『英米文学』50号 1990)
田桐大澄先生,鳴海弘先生に聞く(『英米文学』52号 1991)

第51号(1991年)

特集「伝達と受容」
伝達と受容—PublicとPublisher:緑川 亨
The Discourse Function:村田 勇三郎
語り直された人生—L.I.ワンダーの大草原の物語:本多 英明
Narratologyにおけるコミュニケーション理論:黒川 敬三
Sam Shepard’s Family Trilogy: Recurring Images and Closure:John T. Dorsey
Conversation as Paradise:Nahoko Fukushima
Impressionism and Point of View in Three Japanese Novels:Steven D. Cousins
Anxiety of the Japanese Learner of English:Katsuyoshi Sanematsu
日本におけるTheodore Dreiserの書誌:水口 志計夫
田桐大澄先生,鳴海弘先生に聞く:川崎 淳之助,小林 憲二,J.ドーシー
1990年度論文題目一覧

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