第29号(2000)~第38号(2009)『立教レヴュー』

第38号(2009年)

Contents
Brideshead Revisitedにおける三重構造の時間—統括的な語り手という「現在」:大西 寿明
Private Motion—As I Lay Dyingにおける父娘関係のありか:鈴木 愛美
アメリカ黒人女性の傷を語る—The Bluest Eyeに見るToni Morrisonの戦略:堀内 香織
Don DeLillo作品群におけるテクノロジーと群衆—冷戦期/ポスト冷戦期の表象:船橋 昭宏


第37号(2008年)

Contents
Evelyn Waughの初期作品における中心の不在—円環のモチーフに着目して:大西 寿明
苦しみの源、生きる原動力—エミリー・ディキンソンの神に対する「問い」:関根 全宏
母、この不可解なる存在との対峙をめぐって—フラナリー・オコナー『賢い血』論:坂本 桂
William S. Burroughsの変容するクイアポリティクス—セクシュアリティをめぐる葛藤と悲哀、小説を書き続けること:小椋 道晃


第36号(2007年)

Contents
見えない人間がもつ転覆力—Invisible Manにおけるステレオタイプからの脱却論:大野 友也
A Case Study of Death in Wordsworth: Reading 'Lucy Gray' and the 'Lucy Poems':高橋 美紀子
Joyce's "The Dead" as an Alternate Epiphany Story: Possibility of Release from "Paralysis":島崎 亮介
A Study on Postpositive Modifiers—With Special Reference to Adjectives Positioned after the Nouns:江島 孝人


第35号(2006年)

Contents
An Analysis of Part Ⅲ in Sir Gawain and the Green Knight:江島 孝人
イギリスのアイデンティティの確立—アーサーのケルトか?アルフレッドのアングロ・サクソンか?:岡本 広毅
Decline and Fallを教養小説として読む—Paul Pennyfeatherの成長を追って:大西 寿明
The Mayor of Casterbridgeにおける多層性—時間と視線:長田 舞
「殺すこともできたのに」:母親殺しの企てとしてのトニ・モリスン「レシタティーフ」:石川 千暁
「追体験」と「身体」—『アブサロム、アブサロム!』の共同想像:竹内 理矢


第34号(2005年)

Contents
Melvilleの語りの技巧—Bartlebyの孤独と拒絶による権威の転覆:関根 全宏
「逍遥」するということ—環境文学におけるリチャード・ネルソンの位置r:山本 洋平
「狂気」と「敗戦」—『死の床に横たわりて』にこめられたフォークナーの生きる意志:竹内 理矢
Led by the Wandering Light—Songs of Innocence. 'The Little Boy Lost'についての考察:藤田 浩子
叫びと饒舌:Marlowの語る言葉が作品全体にどのような効果を与えているかについて:石川 太郎


第33号(2004年)

Contents
偽りの韻文:メアリー・シェリー/市川 純訳
『幕間』と芸術家の肖像:福島 麻子
"Again. Sadder than was."—『響きと怒り』におけるクェンティンの死:竹内 理矢
'秘めるものに向かって—フラナリー・オコナー伝記的研究:大久保 良子
Lawrenceの抱く違和感について—D. H. Lawrenceの詩における単語strangeの語感を考える:藤田 浩子
土着のことば—Waldenにおけるコラージュ的側面:山本 洋平
分裂がもたらす調和の感覚—Samuel Beckett's Not Iについての一考察:石川 太郎


第32号(2003年)

Contents
『蚊』におけるフェアチャイルドの役割:大山 裕隆
ゴシック小説的手法による家父長制批判—The Wrongs of Woman, or Maria再考:市川 純
語りえないものを語るとき—『アブサロム、アブサロム!』における「身体的語りの場」の創出をめぐって:竹内 理矢
掻き消されたヨブの声Company~'The Voice'研究:石川 太郎


第31号(2002年)

Contents
Birth was the death of him: On effects in Samuel Beckett's A Piece of Monolugue:石川 太郎
階級・制度を越えた愛—メアリ・ウルフストンクラフトの『メアリ』:市川 純
神と悪魔を象徴する鳥—Blakeの詩に見られるMiltonの影響:藤田 浩子
都市と新参者—『ワイズブラッド』におけるトーキンハムの位置付け:久保田 剛
祖母の物語—The Unvanquishedにおける女性表象と語り:塚田 幸光


第30号(2001年)

Contents
密室の誘惑—Sanctuaryにおける悪夢と同一化:塚田 幸光
Mutability二面性と語り手—Mutabilitie Cantosにおける車輪のイメジャリー:笹川 渉
"Call me Ishmael"と言ったのは誰?—Ishmaelの語りにおける曖昧さについて:池上 俊彦
Essentially made: 『ヘンリー四世第一部』における交差・循環・無:野崎 将俊


第29号(2000年)

Contents
ふいを打つ女性たち 『行けモーセ』の成立過程にみる、女性たちの役割:大山 裕隆
愛と反転—『八月の光』、『Xのアーチ』試論:塚田 幸光
「無」になるということ: 『リチャード二世』における王権交替の修辞学:野崎 将俊
Moran or the Inevitable Failure of Writing:Taro Ishikawa

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。