文学部の国際交流学部紹介

「一度は留学してみたい」‐入学前、そんな風に思う人も多いのではないでしょうか。感受性豊かな学生時代に言語や文化、なによりも人の風情を、景観の異なる海外で体感することは、みなさんの人生にとって貴重な経験となるでしょう。立教大学では1週間程度のものから1年程度にわたる長期のものまで、語学力や目的に応じた多種多様な海外プログラムを実施しています。

文学部独自のプログラムとしては、学部間協定を締結している海外の5つの大学(フランクフルト大学、ケルン大学、エアランゲン・ニュルンベルク大学、インスブルック大学、ハワイ大学ヒロ校)への長期派遣留学を実施しています。また、全学科・専修共通の基幹科目において「海外フィールドスタディ(EAP、ASD、SLV)」、及び「ケンブリッジ・サマープログラム」という2週間から4週間の海外渡航を伴う科目を設置しています。なお、文学科ドイツ文学専修では「ドイツ文学・文化演習4(日独比較文化タンデム)」という科目も設置しています。立教大学文学部が提供する多彩な海外での学びの機会を、是非最大限に活用してください。

文学部の学部間協定校

フランクフルト大学(ドイツ)

ケルン大学(ドイツ)

エアランゲン・ニュルンベルク大学(ドイツ)

インスブルック大学(オーストリア)

ハワイ大学ヒロ校(アメリカ)※ハワイ大学ヒロ校への派遣留学対象は文学科英米文学専修のみ。

ケンブリッジ大学(イギリス)※ケンブリッジ大学へは「ケンブリッジ・サマープログラム」(短期派遣)のみ

研修プログラム 研修先 期間 研修内容

海外フィールド
スタディ

1.海外EAP オックスフォード大学
ハートフォードカレッジ
(イギリス)
3週間 3週間のプログラムに参加し、英語を通してイギリス文化や歴史を複数の視点から学び、現代イギリス社会を体験します。
2.海外ASD テュービンゲン大学
(ドイツ)
4週間 国際サマーコースに参加し、言語運用能力、コミュニケーションスキルを高め、異文化理解を深めます。
3.海外SLV フランス語学校
カヴィラム
(フランス)
3週間 レベルに応じたクラス別授業と興味や目的に応じたテーマ別授業を通じて、フランス語を効果的に習得します。
ケンブリッジ・サマープログラム ケンブリッジ大学
エマニュエルカレッジ
(イギリス)
約2週間 講義、個人指導に基づく独立学習、セミナー、グループワークからなるケンブリッジ方式の授業を体験します。
ドイツ文学・文化演習4
(日独比較文化タンデム)
ルール大学
ボーフム外国語教育研究所
(ドイツ)
2週間 タンデム方式(母語を異にする者同志が学び合う)の外国語学習法を用いてドイツ語運用能力を高めます。

在学生からのメッセージ

初めての海外生活を4週間で体験。 長期留学へのステップにつながりました。

文学科ドイツ文学専修3年次 海老澤 美恵さん
東京都十文字高等学校出身


2022年夏期4週間、
ドイツ・テュービンゲン/テュービンゲン大学に留学

1、2年次でドイツの文化や歴史を学ぶうちに、現地で直接体験したいと思いが高まっていきました。しかし、それまでに海外経験がなく、最初から長期間留学することには不安があったのです。私が参加した4週間の海外研修プログラムは、学んだドイツ語の力を試すにはちょうど良い期間でした。アメリカ、スイス、トルコなどさまざまな国から学生が集まり、多国籍な雰囲気の中で多彩な文化に触れるとともに、アニメの話題で盛り上がることも多く、日本文化としての認知の高さを肌で感じました。ドイツ語での生活を通じて、多少の間違いを気にせず話せるまでになり、帰国後も積極的に学内の外国人留学生と交流してドイツ語を使っています。ドイツ語を書くことや話すことについての自信がついたので、次はドイツ語で講義を受けることが目標になりました。来秋には、新たな挑戦としてテュービンゲン大学で1年間留学する予定です。

テーマに基づいた思索と論文作成の過程が しっかり描かれていたから、安心して挑戦できました。

文学科文芸・思想専修3年次 宇田川 琴羽さん
東京都郁文館グローバル高等学校出身


2022年夏期2週間、イギリス・ケンブリッジ/ケンブリッジ大学エマニュエルカレッジに留学

参加したプログラムにおける学びの主題は「翻訳とはなにか」でした。プログラム参加メンバー全員がこのテーマで春学期から日本で授業を受け、思索を深めた上で渡英し、現地で個人およびグループワークを行って発表するという展開です。日本での事前学習があることと、異国で哲学的議論が経験できるという点に魅力を感じ参加しました。結果は期待以上で、2週間という短期間だからこそやるべきことに集中できたように感じます。さまざまな困難にも直面しましたが、新たな環境や出会いから刺激を受け、自分自身の潜在的な部分に向き合うことができました。また、日本に比べて自分の意見を発信することをより求められるので、交渉する力や聞いてもらおうという意思を強く持って英語を使えるようになったと感じます。これらの経験を通じて、自由に将来をとらえる姿勢を得ました。感性から発現する言葉と向き合い、新しい価値観を提供する仕事に携わりたいです。

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