文学部学生の進路学部紹介
文学部では、2年次秋学期に必修科目「人文学とキャリア形成」を設けています。多様なフィールドで活躍しているさまざまなゲスト講師の話を聞き、社会と人文学のつながりを知ることで、専門分野への意欲を向上させ、大学で学んだことを将来どのように活かすかについて考える機会としています。3・4年次生には選択科目「インターンシップ」を用意。
文学部生は一般企業、教員、公務員とさまざまな進路を取ることが可能です。大学の授業での学びや、社会を知る活動の中で、自己を知り、一人ひとりが個々にキャリアをデザインしていきます。
文学部生を対象としてさまざまな座談会が開催され、すでに進路が内定した上級生や、社会で活躍する卒業生を含む先輩方との交流を通して将来を思い描く場、キャリアを相談できる場があります。人文学の学びを通じリベラルアーツ教養人として社会で活躍する個性を育みます。
文学部生は一般企業、教員、公務員とさまざまな進路を取ることが可能です。大学の授業での学びや、社会を知る活動の中で、自己を知り、一人ひとりが個々にキャリアをデザインしていきます。
文学部生を対象としてさまざまな座談会が開催され、すでに進路が内定した上級生や、社会で活躍する卒業生を含む先輩方との交流を通して将来を思い描く場、キャリアを相談できる場があります。人文学の学びを通じリベラルアーツ教養人として社会で活躍する個性を育みます。
データで見る進路のようす

大学院へ進学した卒業生

文学研究科ドイツ文学専攻博士課程前期課程 戸井田 渚沙さん 2021年度文学科ドイツ文学専修卒業
留学先で収集した資料を活かし、ドイツの児童文学作品の研究を深める。
卒業論文の執筆を通して研究の楽しさに目覚めたこと、学部生時代にできなかった留学に挑戦したいと思ったことから大学院への進学を決めました。現在は1970年代のドイツで活躍した女性児童文学作家ウルズラ・ヴェルフェルの作品を中心に、文体比較や70年代以降の教育現場での作品の有用性などについての研究を進めています。彼女に関する研究はあまり多くありませんが、留学先で収集したドイツ語の文献を主な資料として活用しています。ヴェルフェルが活躍したのは、若者による学生運動や教育の見直しが盛んになり、子どもの本にも現実的な視点を取り入れようとする作品が多く生まれた時代。子どもの本といっても、教育や歴史、哲学など様々な分野との関連があり、非常に興味深いです。将来はドイツの子どもの本の制作や出版に関わり、大人にも手に取ってもらえるような活動がしたいです。
卒業論文の執筆を通して研究の楽しさに目覚めたこと、学部生時代にできなかった留学に挑戦したいと思ったことから大学院への進学を決めました。現在は1970年代のドイツで活躍した女性児童文学作家ウルズラ・ヴェルフェルの作品を中心に、文体比較や70年代以降の教育現場での作品の有用性などについての研究を進めています。彼女に関する研究はあまり多くありませんが、留学先で収集したドイツ語の文献を主な資料として活用しています。ヴェルフェルが活躍したのは、若者による学生運動や教育の見直しが盛んになり、子どもの本にも現実的な視点を取り入れようとする作品が多く生まれた時代。子どもの本といっても、教育や歴史、哲学など様々な分野との関連があり、非常に興味深いです。将来はドイツの子どもの本の制作や出版に関わり、大人にも手に取ってもらえるような活動がしたいです。
教職に就いた卒業生

足立区立栗島中学校 勤務 河井 悠人さん 2023年度文学科文芸・思想専修卒業
理想に向かう過程が大切だと学ぶことができた大学の4年間。
文学作品や哲学的なテキストを通じて批判的思考力や論理的思考力を鍛えられる点に魅力を感じ文芸・思想専修を選びました。入学当初は国語科の教員を目指していましたが、3年次に史学科の講義を受けたことで社会科の教員にも魅力を感じるようになり、他大学の通信教育課程とのダブルスクールで2教科の教員免許を取得。大きな挑戦でしたが、先生方の支えもあり、やりとげることができました。理想に向かって進む過程自体に大きな意義があり、それが自信や成長をもたらすと学ぶことができた経験です。現在は中学校の特別支援学級で勤務しています。授業づくりに悩むこともありますが、特別支援学級の生徒には自立と社会参加が大切なので、消費者教育をはじめとした日常生活につながる内容を積極的に取り入れています。生徒の成長が目に見える、やりがいのある仕事です。今後も学びを活かし、生徒の自立を支援できる教員となるため努力を続けます。
文学作品や哲学的なテキストを通じて批判的思考力や論理的思考力を鍛えられる点に魅力を感じ文芸・思想専修を選びました。入学当初は国語科の教員を目指していましたが、3年次に史学科の講義を受けたことで社会科の教員にも魅力を感じるようになり、他大学の通信教育課程とのダブルスクールで2教科の教員免許を取得。大きな挑戦でしたが、先生方の支えもあり、やりとげることができました。理想に向かって進む過程自体に大きな意義があり、それが自信や成長をもたらすと学ぶことができた経験です。現在は中学校の特別支援学級で勤務しています。授業づくりに悩むこともありますが、特別支援学級の生徒には自立と社会参加が大切なので、消費者教育をはじめとした日常生活につながる内容を積極的に取り入れています。生徒の成長が目に見える、やりがいのある仕事です。今後も学びを活かし、生徒の自立を支援できる教員となるため努力を続けます。
企業で働く卒業生

セイコーウオッチ株式会社 勤務 髙島 明莉さん 2019年度文学科フランス文学専修卒業
翻訳を通じて歴史的な商店街をひもといた経験が腕時計という嗜好品を扱う仕事につながった。
大学4年間で最も印象に残っているのは、パリの《Passages Couverts》に関する本の翻訳です。中世から残るアーケード商店街を指し、ラグジュアリーブランドの歴史にも深く関わっています。翻訳の際は、歴史や文化を踏まえた最適な言葉選びに苦労しました。卒業旅行で実際にパリを訪れた際、本に載っていた場所で現地の方の話を聞き、貴重な資料を読ませていただけた時はそれまでの学びが報われる想いでした。その学びが、現在の仕事にも活きています。勤務先では3年間の商品企画の経験を経て、現在は百貨店の営業担当として高級腕時計の卸売りをしています。どのようにブランドの認知度を向上させ、担当店の売上を伸ばすのか、取引先の方々と試行錯誤する日々です。ブランドの魅力が最大限に伝わるような対話をお客様とするためには、自身の教養を磨く必要もあります。仕事を通じて人間としても成長しつづけられることにやりがいを感じています。
大学4年間で最も印象に残っているのは、パリの《Passages Couverts》に関する本の翻訳です。中世から残るアーケード商店街を指し、ラグジュアリーブランドの歴史にも深く関わっています。翻訳の際は、歴史や文化を踏まえた最適な言葉選びに苦労しました。卒業旅行で実際にパリを訪れた際、本に載っていた場所で現地の方の話を聞き、貴重な資料を読ませていただけた時はそれまでの学びが報われる想いでした。その学びが、現在の仕事にも活きています。勤務先では3年間の商品企画の経験を経て、現在は百貨店の営業担当として高級腕時計の卸売りをしています。どのようにブランドの認知度を向上させ、担当店の売上を伸ばすのか、取引先の方々と試行錯誤する日々です。ブランドの魅力が最大限に伝わるような対話をお客様とするためには、自身の教養を磨く必要もあります。仕事を通じて人間としても成長しつづけられることにやりがいを感じています。